一人暮らしを再開したことと、「おしゃれ」の意味

2020年の暮れ、岐阜県内のアパートで一人暮らしを始めた。2008年以来、実に12年ぶりの一人暮らしである。あの頃は東京だったが、今回は岐阜県の田舎町(といっても岐阜県内では比較的充実している町)に住んでいる。

一人暮らしを再開した当初は、「おしゃれな部屋にしよう!」と意気込んでいた。ローテーブルと、ソファーを置いて、会社の商品写真やイメージ写真が撮れるような、おしゃれな部屋にするつもりだった。

しかし、理想と現実は得てしてかみ合わないもの。生来、私は「オシャレ」にまったく興味がない性分であるから、「おしゃれな部屋にしよう!」と思ったところで、叶うはずがないのであった。

かくして我が部屋は、良くも悪くも「現実的な」部屋となった。自宅でも仕事ができるようにと、大きめのデスクを置き、座り心地の良い椅子を買い、「長時間作業をしても腰が痛くならない環境」を整えたのである。

「おしゃれ」という言葉の中には、「我慢」が含まれているように思う。おしゃれな部屋を目指すのならば、使いやすさよりも見た目を重視するだろう。見た目だけで決められたら、どれほど楽だろうか。私はそれなりに長く生きているので、見た目で選んで後悔したくないのである。「おしゃれな椅子」よりも、「腰への負担が少ない椅子」を優先したくなるのである。

ローテーブルは、「移動のしやすさ、片付けやすさ、引っ越しのしやすさ」を重視したため、折り畳みテーブルとなった。冬場はローテーブルではなく、コタツを使うことになるからである。コタツを出している間は、ローテーブルは閉まっておかねばならないため、折り畳み式がもっとも好都合なのである。

ソファーについては、種類がありすぎて、選ぶ段階で疲れてしまった。折り畳みできるソファーなどないだろうし、一人掛けのソファーを複数買うべきか、二人掛けのソファーにするべきか、はたまたごろ寝できるソファーベッドするべきだろうか…そんなことを考えていたら、どうでも良くなってしまったのだ。一軒家を買ったのなら話は別である。アパート暮らしは「いつかは引っ越す」が前提だから、移動や引っ越しが面倒なものは買いたくないのである。

ということで、一人暮らしを再開して約半年が経った。決しておしゃれとは言えないが、仕事にも趣味にも集中できて、疲れた時はだらだらできる、最高の環境が整った。「おしゃれ」を犠牲にした分、「住みやすさ」は港区のタワマンにも負けない自信がある。

一応、私なりにこだわって作業環境を構築したつもりなので、どこをどのように工夫すれば、「自宅で仕事に集中できる環境が作れるか」など、ためになる情報を発信していこうと思う。

ということで、今日からブログかYouTubeを頻繁に更新していく予定の「ククノチ研究所」を、どうぞよろしくお願いします。